お受験スーツ 生地の知識

お受験スーツ 「ウール」の理由

お受験スーツの定番の生地素材は、「ウール(wool)」。

ウールと聞けば、冬素材と思ってしまいますが、実は上質なウールはとても優れた素材なのです。ウールは天然の毛素材なので、ふわふわ、そして縮れがあります。このふわふわ&縮れが 湿気を吸収・放湿してくれ、夏は涼しく冬は保温をしてくれて 装う人を快適にしてくれるのです!

▼上質なウールは

  • 皺になりにくい
  • 水をはじいて、汚れも付きにくい
  • 湿気を吸収・放湿してくれるので、夏でも快適
  • 冬は暖か

という特徴があります。お受験用として作られたスーツのウールは、どれを選んでも総じて さらりとした質感です。それなので、ママ達は、気にすることなく 通年ほぼウールのスーツで 過ごす事が出来ます!

お受験スーツ、どれもウールだけど 季節的には大丈夫?と不安に思っていらっしゃる方、大丈夫です。



ウールジョーゼット

ウールジョーゼットは、上品な優しさのある高級上質ウール。表面は、若干凸凹している生地です。

弾力性があり皺になりにくい上、シワになったとしてもハンガーにかけておくだけで 取れてしまう位扱いやすいウール生地です。

ウールジョーゼットは、真冬以外の春・夏・晩秋まで3シーズン快適に着用出来るウールです。

このウールジョーゼットをダブルにして織ったのがダブルジョーゼット・ウール。ダブルジョーゼットはは生地に少し厚みが出るので、どちらかと言えば秋冬向けの生地。

 


ダブルジョーゼット ウールとは?

 

ダブルジョーゼットは、ジョーゼット・ウールの生地を2枚で織り(二重織り)あげたもの。

ダブルジョーゼットの特徴と魅力

ダブルジョーゼットは、その艶感と、しっとりとしたドレープの美しさに魅力があります。

シワや型崩れに優秀な高級ウールの中でも、さらに秀でた蘇生力があり、少しの皺でもハンガーにかけておけば、もとに戻ってしまうすぐれた生地です。

生地自体が、とても高価で 生地だけでも着分10万円は軽く超えるなんてことも有り得る生地です。デバートで購入したならば、もちろん10万円を切ることがないお値段になってしまいます。

着用に適する季節は、真冬と秋です。保温性からみても、優秀な生地ですので、夏は着用できません。


サマーウールとは?(summer wool)

 サマーウールは、高級スーツに使われるウールの中では、一番薄手のウール。

夏(サマー)という呼び名ですが、真夏限定のウールという訳ではなく、春から初秋にかけて、着られる高級ウール素材です。吸湿性にすぐれたウールは、汗ばむ季節でも快適なので フォーマルやビジネススーツ 生地として、とても重宝な高級素材です。シルク混など、他の素材を混合させたものもあります。

生地の特徴としては、表面はフラットで毛羽感がなくクリアー、生地の薄さを生かして、タックやプリーツをとったデザイン性のあるスーツも可能な生地です。薄手なので、保温性は、低く真冬のように寒い季節には向きません。

和服でいう、シャリ感のあるサマーウールとは異なります。


トリアセテート

 ママのお受験スーツは、私が子供の頃より ウールが王道でしたが、近年このウールに代わる素材として出てきたのがウールに近い弾性と比重り、ハリ、コシがある「トリアセテート」という人工素材です。

トリアセテートの特徴・用途

・ウールに比べて清涼感があるイメージ

・優雅な光沢としなやかさがある

・ドレープ性に優れて優しい印象

用途は、高級感あるシルキー素材として、スーツやドレスに使われます。


お受験スーツ(母親・ママ用)季節による使い分けは必要?

q02.gif小学校受験に着用する母親のスーツは、季節による使い分けが必要か

お受験スーツが必要とされる場面は、早ければ春から。お受験スーツは、お受験本番以外の お受験に関わる行事(学校説明会や学校公開などでも原則着用します。学校公開や運動会、学校説明会といった各種イベントは、暑い夏も含め色々あります。

a03.gif「ウール」というと冬に着る保温性があるウールを無理して着るのか?と思ってしまいますが、お受験用に作られたスーツのウールは、上質なウールの特性から、どれを選んでも総じて さらりとした質感です。なので、基本的には、ママのお受験スーツは1着でOK。基本的には、季節による使い分けは必要ないと思います。